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 夕食食材の宅配サービスを手がけるヨシケイ和歌山(和歌山市布施屋)が1月25日、ニュース和歌山を通じて県交通遺児を励ます会に5万円を寄付した。全国に66あるグループ会社から、安全運転への意識が最も高い会社を讃える交通安全対策最優秀賞を昨年12月に受け、その賞金を贈った。岡田勝見常務は「軽井沢でバス事故が起こったばかり。社会全体に安全運転への高い意識がもっと広がってほしい。子どもたちの学業に少しでも役立ててもらえれば」と語っている。

 1978年創業の同社は、配送トラックや宅配車など44台で毎日、各家庭へ食材を届ける。賞は2014年11月~15年10月の1年間、無事故だったことから贈られた。配送前に宅配する社員の健康状態を確認するほか、昼食後の気がゆるみやすい午後2時~2時半に、事務所へ電話するよう義務づけるなど安全運転に力を入れる。

 県交通遺児を励ます会の中村雅彦事務局長は「事故は減っているが、ゼロではない。返済の必要がない奨学金など有意義に活用します」と感謝していた。

写真=ニュース和歌山を通じ寄付した岡田常務(右)

(ニュース和歌山2016年2月6日号掲載)