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 紀の川市は「ふるさとまちづくり寄付金(ふるさと納税)」に協力した人に、1月20日から特産品を贈り始めた。寄付額に応じ果物や加工品を贈り、開始から2週間で492件の申し込みがあった。同市総務課は「たま駅長グッズやフルーツなど紀の川市らしい品を取りそろえた。地元の名産を全国へアピールしたい」と意気込んでいる。

 応援したい自治体に寄付することで、寄付額から2000円を差し引いた額が、所得税や住民税から控除されるふるさと納税。自治体によっては実質2000円の負担で返礼品がもらえることから、利用者が増えている。本紙配布地域では和歌山市が2015年4月に返礼品を一新、2014年度に40件81万5000円だった寄付額が、15年度は12月までで1017件2249万8000円に急増。海南市は昨年10月に返礼品の種類を増やすなどリニューアルして以降、3ヵ月で4193件9185万円と14年の同時期に比べ38倍に伸びた。

 紀の川市はこれまで返礼品を贈っておらず、15年度は12月までで19件264万1000円の寄付だった。ポイント制で1万円ごとに500ポイントもらえる。寄付額に上限はなく、ポイントに応じて好きな品を選べる。返礼品ははっさくや柿、桃といった果物のほか、はちみつ、桃のチーズケーキといった加工品、たま駅長のぬいぐるみなど95種類。最高は13000ポイントの旬のフルーツの詰め合わせで10ヵ月間、7㌔の果物が届く。

 詳細はHP「ふるぽ 紀の川市」で検索。同市(0736・77・2511)。

写真=返礼品が並ぶHP

(ニュース和歌山2016年2月10日号掲載)