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 壁のペンキ塗りや床張りなどの手法を学ぶセルフリノベーションスクールが3月25日(金)〜27日(日)、和歌山市で初めて開かれる。同市が2013年度から主催するリノベーションスクールの一環。運営するリノベーションわかやま事務局の長尾沙菜美さんは「手法を学ぶだけでなく、いかにまちづくりにつなげるかを考えていくスクール。市街地活性化に関心のある人に参加してほしい」と呼びかけている。

 空き店舗や空き家など遊休不動産の活用法を考え、3日間で事業計画をつくるリノベーションスクール。北九州を発祥に全国へ広がり、和歌山ではこれまで3回開催し、約100人が参加した。受講生の中には、ぶらくり丁の空き店舗をピザ窯のあるカフェに改装したり、新通にある築47年のビルをゲストハウスにしたりと、スクールで立てた計画を実現させた生徒もいる。

 今回は、3回目までの受講生が手がけた物件の一部を市民で改修しようと、初めてセルフリノベーションの講座を企画。2グループに分かれ、2つの物件の床を張り替えたり、ペンキを塗ったりと作業しながら、材料や工具の使い方、施行方法を学ぶ。講師はリノベーションまちづくりセンター理事で、らいおん建築事務所社長の嶋田洋平さんが務める。

 定員20人。応募多数の場合、志望動機などの審査で決定する。1万5000円。希望者は2月21日までにHP「リノベーションわかやま」から申し込む。リノベーションわかやま(073・428・2688)。

(ニュース和歌山2016年2月13日号掲載)