特集「3・11 あの日から5年」

  環境と健康に優しい暮らし「ロハス」をコンセプトにしたぶらくり丁の定期市、ポポロハスマーケット。3月13日(日)は「命」をテーマに開かれる。実行委 の長尾沙菜美さんは「震災の記憶を風化させないよう企画しました。命の大切さを感じてもらう機会になれば」と願っている。

 夫をガンで亡 く した実体験を著書『ガンが病気じゃなくなったとき』につづった海南市の岩崎順子さんが、愛する人たちの命と、それを支える人の思いについて語る。また、災 害NGO結の前原土武(とむ)さんが撮影した全国の災害被災地と復興の様子の写真をスライドで流すほか、関東地方からの避難者がギターで弾き語りをする。

  亡くなった命だけでなく、生まれ育つ命にも焦点を当てようと、乳幼児が参加できる催しを企画。午後0時半から、赤ちゃんと手話で話すベビーサインの体験 と、大きな絵本の読み聞かせがある。赤ちゃんに背景や小物をつけて撮影する、おひるねアート(1回1000円)も実施。小学生も参加できる。

 飲食や手作り雑貨の店など約70店も。午前11時~午後4時。詳細は同イベントHP。

 (ニュース和歌山2016年3月5日号掲載)