16030504_itirin

 和歌山市中之島の中之島小学校で2月22日、一輪車の正しい乗り方を学ぶ教室が開かれた。
 子どもたちの体力アップのため、一輪車20台を校内に置いている同小。熱心に乗る児童が多いことから、正しい乗り方を教える時間を設けた。同市一輪車クラブ連合会のメンバーを招き、2、3年生を対象に実施した。

 同会の藤井悟会長が一輪車の正しい扱い方やサドルの方向などについて指導。この後、クラスの中で、既に乗れる子、乗ったことのある子、まったく乗れない子の3グループに分かれて教えた。まだ自由に乗れない子は、手すりのついた初心者用の器具や鉄棒につかまりながら、バランスの保ち方を体験した。既に乗れる子も、普段はポールにつかまって一輪車に乗って走り出すが、この日はポールを使わず、そのまま乗って走り出す「空中乗り」に挑戦。何度も失敗しながらも見事にスタートを切った児童は「やった! 乗れた!」と大きな声をあげ、グラウンドを元気よく走り回っていた。

 2年の佐俉佑真くんは「お腹をまっすぐするのが大変でした。休憩時間にまた練習したいですね」。芝村苺笑(もえ)さんは「地面のでこぼこで苦労しましたが、教えてもらい、乗れる気がしてきました」と息を弾ませていた。硲間正子校長は「お互い教えあって、楽しみながら上達してほしい」と見守っていた。

写真=バランスをとりながら「よいしょ!」

(ニュース和歌山2016年3月5日号掲載)