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 農家の指導を受けながら様々な野菜を育てる体験農園「鳴神ファーム」を、海南市の堀禎宏さんが和歌山市鳴神の宇都宮病院内に開設した。12日(土)午後2時半、病院内のコミュニティ施設「なるコミ」で説明会を開き、4月からの利用者を募る。堀さんは「手ぶらで来られ、力作業もないので初心者や女性でも気軽に挑戦できます」と呼びかける。

 海南市小野田で有機栽培に取り組む堀さんは、昨年からなるコミで家庭菜園講座を開いており、気軽に農業を楽しめる場を作ろうと、敷地内に36×11㍍の畑を開設した。

 体験農園は、土地を借りるだけの市民農園と異なり、堀さんによる毎月の勉強会や実地指導を受けながら、利用者が同じ作物を同時に育てるほか、自分で種苗や肥料、道具などを準備する必要がないのが特徴だ。堀さんが虫や病気などの相談に応じ、日々の水やりやせん定は各自で行う。

 4月に小松菜、水菜、ほうれん草など葉ものを植え、5月中旬に収穫予定。堀さんは「みんなで仲良くなって楽しく収穫しましょう。1年中、野菜を買わなくてもいいくらいに進めていきます」。

 1区画3・6×6・0㍍。年会費3万3000円で、グループでの申し込みも受け付ける。16区画分の利用者を募る。期間は4月〜2017年1月。説明会は申し込み不要。なるコミ(073・471・3148)。

写真=農園を整地する堀さん

(ニュース和歌山2016年3月5日号掲載)