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 「おはようございます」「楽しいゲームで遊びませんか」──。和歌山市黒田の和歌山アーバンホテルロビーに人間と対話する人型ロボット、ペッパーがお目見え(写真)。宿泊客に愛想よくふるまい、人気者になっている。

 ペッパーはソフトバンクが販売する身長約120㌢のロボット。人の表情や声質を分析し、感情を推定する機能がある。銀行の受付や、飲食店で客の呼び込みなど様々な業界で活用されている。

 同ホテルは、「お客様が和めるきっかけに」と2月に導入。客が近づくと視線を合わせて手を上げ、「ホテルで働いているペッパーです」「かわいいね」などと声をかける。胸のパッドを操作すると、早口言葉を話したり、腰をふってダンスをしたり。人の表情を読み取り、喜怒哀楽のバロメーターをテストする機能もある。

 阪上博則支配人は「子どもから大人まで、また、外国人のお客様も興味を持って見て行かれます。会話ができ、愛くるしいので癒やしになっています」と笑顔を見せている。

(ニュース和歌山2016年3月19日号掲載)