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 地元を盛り上げようと活動する高校生や大学生が集まる地域活性化プロジェクト「WAKA」が3月27日(日)、和歌山市のぶらくり丁アーケードで初のイベント「WAKA祭~青春はみかん味」を開く。代表を務める和歌山大学観光学部2年の小幡和輝さんは「学生たちの『やりたい』を集めたイベント。『和歌山は何もない』と思うのではなく、何かにチャレンジし、活躍する若者の姿を見て、『地元でも何かできる』と感じてほしい」と願っている。

 小中学校時代に不登校を経験し、「自分を変えよう」と高校生で起業した小幡さん。地元の良さを知り、将来を考えるワークショップを高校3年から開いてきた。今回、地元に関心がない人にも気軽に足を運んでもらえるよう、学校の文化祭をイメージし、同世代約20人と企画した。

 メーンステージは、14人の学生が制服を着て登場。戦後から現在までの着こなし方を時代ごとの音楽に合わせて紹介する。「学生には初めて制服に袖を通した時のワクワク感を、大人には青春時代を思い出してほしい」と相愛大学1年の前口あかねさん。和歌山で最も輝く若者を来場者の投票で決めるコンテストや、漫才コンビ、キングコングの西野亮廣(あきひろ)さんの講演もある。

 ストリートステージでは、ヨーヨーやけん玉、ダンスと様々な分野で全国クラスの若者による技の披露、アニメソングなどを使ったパフォーマンスがある。出演者による体験教室のほか、紀州梅鳥のからあげ、金山寺味噌といった特産品を使ったおにぎりの販売や、男装カフェ、手作り雑貨の模擬店が並ぶ。

 午前10時~午後6時。同プロジェクト(wkym.waka@gmail.com)。

写真=小幡代表(前列中央)とメンバー

(ニュース和歌山2016年3月19日号掲載)