160806_shoji オーストリアのウィーンで10年間、ピアノを学んだ紀の川市の小路里美さん(写真)が9月4日(日)午後2時、和歌山市狐島のLURUホールでリサイタルを開く。モーツァルト、シューベルトらウィーンに住んだ経験のある作曲者が、現地で書いた作品を演奏する。

 小路さんは大阪出身で1985年に渡航し、ウィーン国立音楽大学で学ぶかたわら、ウィーン市立音楽院でチェロクラスの伴奏教師を務めた。96年に帰国し、現在は紀の川市で音楽事務所を運営する。2014年はタイ国内3ヵ所でコンサートを実施し、今年7月に3枚目のCDを発売した。

 今回は和歌山市での初リサイタルで、シューベルト『ピアノ・ソナタ第13番イ長調』、モーツァルト『ピアノ・ソナタ第16番ハ長調』などを演奏する。「ウィーンは身近にクラシックを楽しめる街。そんなスタイルを伝えられたら。アットホームな雰囲気で質の高い音楽を届けたい」と語る。

 5000円。希望者は同店(073・457・1022)。

(ニュース和歌山2016年8月6日号掲載)