最上階は露天風呂 2020年開業

160924_image 南海電鉄が和歌山市駅活性化として進めているホテル棟に、東京のカンデオホテルズが進出する。現在の駅ビルから百貨店が撤退し、建物が老朽化する中、南海電鉄は「新駅ビル、商業棟と合わせて市の玄関口にふさわしい景観を提供し、コンパクト、多機能で、昼夜問わず人通りのある場にしたい」と考えている。

 ホテル棟は12階建てで、4階以上にホテルが入る。客室は122室。観光利用をにらみ半数以上をツインにする。最上階には展望露天風呂を備える。同ホテルは「和歌山市は歴史があり人口も多く、観光、ビジネス客とも見込んでます。大阪、奈良への進出を考えており、3府県を巡る人に対応したい」と描く。

 市駅では、すでに7階建てオフィス棟工事に着手。来年度から現在の駅ビルを解体し、市民図書館、商業棟、ホテル棟の建設に入り、2020年春オープンの予定。

(2016年9月24日号掲載)