徳川吉宗将軍就任300年を祝う「吉宗ウィーク」が9月28日(水)~10月2日(日)に実施されます。期間中、中心市街地では多彩な催しがめじろ押し。イベントを〝ハシゴ〟して毎日楽しもう!

まちなか河岸 にぎわい横丁

160924_kasi 江戸時代の城下町にタイムスリップ──。京橋駐車場に長屋風の屋台村をつくり、江戸時代、市民の台所としてにぎわった納屋河岸を再現する「まちなか河岸にぎわい横丁」は28日(水)に始まり、10月2日(日)まで毎日開催される。

 和歌山市主催で、昨年に続き2回目。黒潮市場の近大マグロ、濱辰商店の揚げたて天ぷら、幸太郎の和歌山ラーメンと地元グルメが集結するほか、県内7酒蔵の地酒ブースがあり、毎日、地酒で乾杯タイムを設ける。

 演出にもこだわりが光る。日本髪を結い、着物をまとった女性が花を添え、吉宗が特技としていたタカ狩りや、小松菜を命名したというエピソードにちなみ、鷹匠によるパフォーマンスと小松菜ジュースのふるまいもある。市民落語グループ「わかやま楽落会」が毎日寄席を行い、盛り上げに一役買う。

 28日午後6時半から、オープニングセレモニーと約5万球のイルミネーション点灯式。遊歩道沿いと京橋プロムナードを、来年2月14日までライトアップする。1日と2日は市駅〝グリーングリーン〟プロジェクトと連携し、市駅前間をクルーズ船が行き来する。

 28日午後6時、先着50人に横丁で使える500円券を配布する。市商工振興課(073・435・1233)。

市駅“グリーングリーン”プロジェクト

160924_sieki 和歌山大学観光学部の学生と周辺住民が協力し、南海和歌山市駅前の歩行者天国や、市堀川を船で巡るクルーズを行う「市駅〝グリーングリーン〟プロジェクト」は、市駅前通りのあり方やにぎわい創出について考える社会実験だ。

 メーン企画の歩行者天国「くすのき広場」は30日(金)~10月2日の3日間で、市駅前通りの一部を芝生に変身させ、ピクニック気分を演出。パラソルの下でくつろげるオープンカフェや地元産グルメのマーケット、夜は県内のクラフトビールを楽しめるビアガーデンが登場する。

 1日と2日の市堀川クルーズは、小型船で市駅前の坂田ふとん店~京橋駐車場のにぎわい横丁間をゆったりと運行し、水面からいつもと違ったまちの景色を体感させる。

 また、周辺の商店と施設で手作り体験や職人技を見学してもらう「市駅まちぐるみミュージアム」はすでに始まっており、2日まで毎日、日替わりのプログラムを提供。なかいし洋品店によるズボンのすそ直し講座、世界一統の酒蔵見学会、タキガワメガネのサングラス作り体験など30以上の内容で迎える。

 いずれも詳細は同プロジェクトHP。

竹燈夜

160924_take 竹灯ろうの温かな光がお城を彩る「和歌山城まちなかキャンドルイルミネーション竹燈夜」は1日(土)、2日午後6時~9時。和歌山城内と周辺で、演奏会やフラワーアレンジメントなど様々なコラボレーションイベントが開かれる。

 天守閣前では1日午後6時、「紀の国夢絵巻」と題し、クラシックバレエと和楽器が融合したステージ、8時からは西の丸広場で、和歌山フラメンコ協会の森久美子会長率いる森久美子フラメンコ舞踊団が、吉宗の物語を情熱的なダンスとギター、和楽器の生演奏で表現する。

 ロイネット前では2日午後6時から、ラテンダンス、サルサの愛好グループ、サルサアミーゴスの活気あふれるダンスパーティー。来場者参加型で一体になり、熱気で包み込む。

 両日とも西の丸広場でグルメブースを設置。1日のみ加太にも竹燈夜会場を設ける。午後4時~8時。

 市観光課(073・435・1234)。

マチドリ&城下町バル

160924_matidori 新規開業を目指す人がぶらくり丁周辺の空き店舗で店づくりに挑戦する「まちなかイロドリ(マチドリ)」(写真)。1日と2日、ぶらくり丁、卜半町ミートビル会館、京橋周辺の8ヵ所、2日間で合わせて24店がオープンする。カフェや手作りスイーツ、雑貨販売のほか、アクセサリー作りのワークショップ、マッサージ、ネイルアート、カラーセラピーとバラエティ豊かなチャレンジショップがそろう。紀州まちづくり舎(073・425・8583)。

 チケット制で最大5店を食べ歩く「わかやま城下町バル」は1日。各店がバル限定の特製メニューとドリンクを用意しておもてなしする。チケットは金券としてまちなか河岸でも利用できる。

 3200円、当日3400円。詳細は城下町バルHP。

(2016年9月24日号掲載)