和歌山県産新生姜入りの「生姜丸しぼり和歌山ジンジャーエール」を使ったカクテル第1弾「わかやまジンジャーフィズ」と「わかやまジンジャークーラー」のレシピを和歌山商工会議所青年部が考案した。和歌山市内の飲食店やホテルに配布し、家庭でも作れるよう同会議所ホームページで公開している。

 生姜丸しぼり〜は生産量全国2位の県産新生姜をブランド化しようと、JAわかやま、同会議所などが開発。これまで梅や桃、じゃばらを組み合わせた商品を合わせ、累計約710万本を売り上げている。

 レシピを考えたのは、同市北ノ新地中六軒丁のサウスウエストカフェ、小山よしお代表だ。ジンジャーエールの淡い清涼感が様々な味と相性が良い特徴を生かし、県産の日本酒や焼ちゅう、みかんジュースと1対1で割る。「公開したレシピはシェイクしなくてもおいしく飲めるようこだわりました」と胸を張る。

 3月8日と9日には関西国際空港で外国人向けに試飲会を行った。日本酒、梅酒、みかん酒で割った3種類のフィズと、みかんジュース、梅ジュース味のクーラーを266人が試飲した。一番人気は、フィズが日本酒、クーラーが梅ジュースを使ったものだった。ドイツ人男性は「さわやかな風味で飲みやすい」、ロシア人男性は「素材の味がよく分かり、おいしい」と喜んでいた。

 同店や同市北ノ新地中六軒丁のキャラバンズカフェで4月から提供する予定。小山代表は「『和歌山のどこの店でもあるあのお酒おいしいね』と言ってもらえるくらい地元に浸透し、そこから全国に広がれば」と描いている。

写真=外国人観光客が県産新生姜のカクテルを試飲

(ニュース和歌山より。2017年3月18日更新)