和歌山公園動物園にニホンジカと、モルモットの一種、マーラが5匹ずつ仲間入り。3月27日のお披露目会には城北保育所の27人が参加し、新学期を前に、子どもたちよりちょっと早い動物たちの〝入園式〟は、和やかな雰囲気に包まれた。

 ニホンジカは1歳〜4歳、マーラは9ヵ月〜2歳。元々いたニホンジカ1匹とマーラ3匹はいずれも高齢で、繁殖を進めようと新たに加えた。

 マーラ(写真)は中々おりから出ず、子どもたちに「出ておいで」と声をかけられた後、おそるおそる顔をのぞかせた。数分後には春の日差しの中を駆け回っていた。

 木下巧真くん(5)は「シカもマーラも、どっちもかわいかった」と笑顔。和歌山市和歌山城整備企画課の中島悠さんは「シカ舎とマーラ舎は動物園の真ん中にあって人気です。仲間が増えたので、元気にお客さんを迎えてほしい」と期待している。

(ニュース和歌山より。2017年4月1日更新)