干支にちなみ、読者のみなさまから愛犬との心温まる出来事をお寄せ頂きました。ステキな一瞬をとらえた「〝ワン〟ショット」とともにどうぞ。

 

突然ひらめいた名前 和歌山市 小山優香さん

 小学5年生の私は、ペキニーズという種類の、マシュマロと名付けた犬を飼っています。

 出会いは3年前。家族でペットショップに行った時、なぜか真っ白な犬と目が合いました。近寄ると、しっぽをフリフリさせました。手を上にあげて「扉から出してー」と言っている感じがしました。

 店員さんがその犬を出してくれて、抱っこしました。フワフワの毛が私の手にひっつきました。少し時間がたつと、真っ白な犬は私の指をかんだり、なめたりし始めました。店員さんは「これは甘がみをしているんだよ」と言いました。

 家族と相談し、飼うことになりました。家に帰ると、初めて来た場所なのでクンクンにおいをかいでいました。少したつとソファの下に隠れました。家族で引っ張り、ようやく出ました。その時は面白かったです。

 3、4日ぐらいたった日、コンビニに行きました。おかしを買おうと見ていて、マシュマロを手に取りました。その瞬間、心の中で「真っ白、フワフワ、マシュマロ!」と思いつきました。家族に「犬の名前を決めた!」と報告しました。犬の名前はマシュマロと決まりました。

 今では、嫌なこと、悲しいことがあって私がメソメソと泣いていると、近寄って、涙や顔、手をなめてくれる優しい愛犬です。

 

心優しきセラピー犬 和歌山市 垣下晋一さん

 我が家の愛犬ジャーニーは、盲導犬として育てられた犬です。性格は優しく穏やかですが、大きな音に驚くなど盲導犬には不適格とのことで、私たち夫婦が約3年半前に迎え入れました。さすが元盲導犬候補生、血統としつけは優等生! 家の中で一緒に生活しても、何も困ることはなく、とても感心しています。

 ある日のお散歩で、おばさんに声をかけられました。「この子賢いね~。盲導犬かい?」と聞かれ、説明すると「なんやアカン子か」と言われ、がく然としました。ジャーニーはセラピー犬として小学校やグループホーム、社会福祉協議会のイベントへ参加するほか、モデル犬として活躍していることを伝え、その場を去りました。

 ジャーニーはいつも優しい眼差しで人の心に寄り添う、とても心優しい人気者! この子は盲導犬ではなく、セラピー犬として立派に人のために役立っているのです。これからも私たち夫婦の大切な家族、そして共に社会貢献ができればと思います!

 

運命の出会いから共に 和歌山市 古俵真由美さん

 あなたと出会ったのは3年前。何軒かお店を回り、主人が一目ぼれしました。でも、私たちは共働きで、十分なお世話ができないと思い、その日は抱っこしただけで帰りましたね。

 あきらめきれず数日後、会いに行きました。あなたの姿がなかったので店員さんに聞くと、「今は店の裏にいますが、明日にはもういないんです」と言われました。1日行くのが遅かったらあなたに会えなかったと思うと、私たちは出会う運命だったのだと思いました。

 共に生活し、いろんなことを教わっています。犬との生活は人間も成長させてくれます。いつもありがとう。

 

〝ワン〟ショット


まだかな? まだかな?

 大好きなじーじの帰りを2人で待っています☆

   (和歌山市 碇文代さん)

(ニュース和歌山/2018年1月1日更新)