認定講師がグループ結成

 保護者や教育関係者向けに、絵本の活用法を紹介するグループ「絵本のたまてばこ」が立ち上がった。和歌山市や岩出市で読み聞かせを行う森勝代さんら4人が結成。1月28日(日)に1回目の講座を和歌山市市小路の河北コミュニティセンターで開く。森さんは「スマートフォンやテレビなどのメディアに頼りがちですが、言葉の良さを伝えられるのは絵本です。その奥深さを感じてもらいたい」と話している。

 4人は、兵庫県芦屋市のNPO「絵本で子育て」センターが開く講座を1年間受けた認定講師。小児科医から子どもの発達に与える絵本の役割、ジャーナリストから情報を伝える手段としての絵本の捉え方などを学んだ。

 これらの知識を和歌山で伝えようと会を発足。絵本の選び方や読み聞かせのテクニック、絵本が子どもの成長にもたらす効果などを講座で紹介するほか、幼稚園や保育所、保護者会など地域へ足を運んでの出前授業を行う。わらべ歌や紙芝居、お手玉も取り入れる。

 メンバーの榎眞由美さんは「これまで読み聞かせや絵本の貸し出しを個人でしてきました。やはり保護者の力は大きく、お母さんが読むように働きかければ子どもも読むようになります。親子のつながりを強め、心を育てる絵本の魅力を知ってほしい」と意気込む。

 28日は午後1時半から。500円。希望者は20日までに森さん(073・452・8627)。

写真=絵本の活用法を話し合うメンバー

(ニュース和歌山/2018年1月13日更新)