子育て中の父親が集まるサークル「パパチカ」は、マリーナシティや天神崎など県内の水辺がテーマの「わかやまのぬりえ」第4弾を3月11日に発行した。メンバーの額田康夫さんは「『古座川なら、日本有数の清流で、春の桜やジビエバーガーが有名』と題材にした地域の特産品や見所の説明も掲載しています。子どもに話しながら楽しんでほしい」と呼びかける。

 父親の育児参加を促し、地域に役立つことをしようと2013年2月に発足した会。0歳〜高校生の子を持つ父親26人がぬりえの製作をメーンに、巨大ぬりえ教室、料理や子どもの散髪の講座を開いてきた。

 ぬりえの新作は、和歌山城の外堀だった市堀川、砂利の海岸と松林が美しい煙樹ヶ浜、潮岬の灯台、橋杭岩などを盛り込んだ串本の海など14種類ある。メンバーでイラストレーターのフジタユキヒロさんが、親しみやすい雰囲気に仕上げた。額田さんは「あらぎ島は田植えや稲刈り、冬景色、ライトアップしている時期など四季折々で見せる姿が違う。塗り分けて遊んで」と笑顔を見せる。

 県内の幼稚園や保育所に配布するほか、「papachika」HPでダウンロード可。額田さん(papachikawakayama@yahoo.co.jp)。

写真=ぬりえについて語り合うメンバー

(ニュース和歌山/2018年3月24日更新)