エサやりや乗馬 体験充実

 和歌山城内にある動物園がふれあい体験に力を入れ始めた。その第1弾として、4月19日からエサをやれるように。飼育員の結城優里さんは「初めはエサをちぎって呼ばないと来なかった動物たちが、1週間でだいぶ慣れて寄ってくるようになりました」と笑顔を見せる。

 同園は3月まで、和歌山市の委託を受けた市文化スポーツ振興財団が管理。さく越しに見るのみで、エサやりはイベント時に限られていた。今回、市が管理者を公募。ふれあいをコンセプトに応募した大阪のワールド牧場が選ばれた。

 エサをやれるのは、シカ、ヤギ、ポニー、ミニホースの4種。午後1時半と2時半、各園舎の前でエサを販売する。シカににんじんをあげていた同市の女性は「草食動物なので怖くない。これから毎週来ます」。

 同市和歌山城整備企画課は「今後はエサやりを体験できる動物の種類を広げ、甲ちゅうを着ての乗馬体験や、江戸時代に和歌山城にいたタカでショーを行うなど、城内の立地を生かしたイベントを増やします」と話している。

 エサやりは100円。火曜休みで、5月5日(土)のみ午前10時半と午後3時半に変更。また、サルのパフォーマンスを同日午前10時半に天守閣前広場、午後3時半に西の丸広場で行う。無料。

(ニュース和歌山/2018年4月28日更新)