コンテンポラリーダンス 月1回体験会

 身体を自由に動かし踊るコンテンポラリーダンスを広めようと、和歌山市のGumiさんこと山﨑美花さんが「ダンスールマルシェ」と銘打ち、4月から月1回、ワークショップを開く。「コンテンポラリーダンスに出合い、世界がキラキラして見えるほど衝撃を受けた。自分を解放でき、だれでもダンサーになれるのが魅力です」と瞳を輝かせる。

 コンテンポラリーダンスはルールに縛られない創作的な身体表現で、山﨑さんは近畿大学芸術学科で学び、学内外の公演に出演。卒業後は離れたが、1年半前に再開し、仕事のかたわら大阪でのレッスンに通う。

 今春、大学時代の先輩で、奈良を拠点に活動するダンサーの井上大輔さんを講師に招いたワークショップを企画。5月27日に和歌の浦アートキューブで開いた初心者クラスには、中学生から会社員まで8人が参加した。

 まずはイメージを身体で表す「だるまさんがころんだ」に挑戦。カメラ、和歌山、みかんなどの題に合わせ、ポーズをとりながら鬼に向かって前進した(写真)。「告白する女の子」といったひねった題には、胸に手を当てときめくしぐさをしたり、ラブレターを渡すポーズをしたりと表情豊かに表現した。

 この後、歩きながら輪を描く班や床に身体をはわせて動く班など、井上さんが3グループに分けて指示。別々の動きをしながら、次第に中央に集まり、最後には一体となるダンスに取り組んだ。

 バレエ教室の仲間と参加した貴志川中学校3年の小谷淑乃さんは「縛られず自由にできるところがいい。他の人の表現が面白かった」と笑顔で話していた。

 次回は6月24日(日)、アートキューブで。詳細は山﨑さん(danseurs.marche@gmail.com)。

(ニュース和歌山/2018年6月2日更新)