海南市船尾の黒江小学校では月に1度、学年ごとにペアを組んで遊ぶ「黒江わくわくタイム」がある。6月13日は、1・5年ペアがケイドロ、2・3年と4・6年がドッジボールで交流した。

 異なる学年の子どもたちがふれあう機会にと昨年から実施。毎回違う学年でペアを組み、高学年が中心となって鬼ごっこや借り物競走など、身体を使った遊びの計画を立てる。

 「早くタッチしてー!」「またつかまった!」。ケイドロでは登り棒をろう屋に、1年と5年の混合チームで泥棒と警察役に分かれ、追いかけっこ。ドッジボールでは、ボールが互いのコートを行き交うたびに、歓声が上がった。

 5年の津村友基くんは「わくわくタイムは、まだ友だちになれていない子と仲良くなれるのがいいところ」、1年の田倉玖幸(ひさゆき)くんは「お兄ちゃんたちに追いかけられるのがすごく楽しかった」と喜んでいた。

 木下昌久校長は「リーダーシップを発揮する上級生の姿を見て、下級生は『あんなお兄ちゃん、お姉ちゃんになりたい』とあこがれるようになる。また、上級生にとっては、普段から小さい子の世話を見る優しさにつながっているようです」と目を細めていた。

写真=ケイドロで異学年がふれあった

(ニュース和歌山/2018年6月30日更新)