若者の政治への関心を高め、高校生ならではの意見を聞こうと、和歌山市議会が8月30日、同市六十谷の市立和歌山高校で初の意見交換会を開いた。議員10人と同校2、3年生25人が、まちづくりや観光、教育などをテーマに自由に意見を交わした。

和歌山市議 市高生と意見交換

 高校生はJR和歌山駅周辺がにぎわう方法として「店舗の閉店時間を遅く」「無料の駐輪場を増やす」と提案。市内に点在する遊び場へ観光客を呼び込むため、「公共交通機関の充実」といったアイデアが出された。

 井上直樹議員は「高校生の提案は参考になった。自分たちが住みやすいと思える街を共につくっていきたい」。

 3年の小川輝一郎さんは「市民の意見を吸い上げ、より便利になるよう形にする政治に魅力を感じました」と喜んでいた。

(ニュース和歌山/2018年9月12日更新)