太地町の「くじらの博物館」を舞台に撮影された映画『ボクはボク、クジラはクジラで、泳いでいる。』が10月12日(金)から、和歌山県内で先行上映される。13日(土)には主演の矢野聖人さん、監督の藤原知之さんが、ジストシネマ和歌山とイオンシネマ和歌山で舞台あいさつ。矢野さんは「クジラに加え、美しい街並みや風景も見どころ。クジラと人の絆を感じてほしい」と望む。

岡本玲ら地元から多数出演

 国内唯一のくじらの博物館で働く若者たちの奮闘記。クジラを純粋に愛する飼育員、鯨井太一は、観客が減少する館の立て直しに向け、館長からリーダーに任命される。ベテランの反発にあいながらも、東京から赴任した男勝りの白石唯ら若手メンバーと「くじら夢祭り」を企画する──。

 女優の岡本玲さんや柳橋さやかさん、モデルの本谷紗己さん、アイドルの山本瑠香さんら和歌山ゆかりの人が多く出演。主題歌は県出身の清水理子さんが歌う。飼育員、間柴望美を演じた岡本さんは「中学の時にイルカやクジラ漁について調べたことがある。念願だった和歌山が舞台の映画出演。個性豊かな登場人物に刺激を受けながら成長する姿を表現しました」と喜んでいる。

 詳細はジストシネマ和歌山(073・480・5800)、イオンシネマ和歌山(同456・5055)。

写真=7月の試写会に出演者が集まった

(ニュース和歌山/2018年10月6日更新)