和歌山県内各地を舞台にした曲を数多く歌う紀の川市の演歌歌手、宮本静さんが11月10日(土)、念願の初アルバムを2枚同時に発売する。「デビューから8年、歴史や文化を知り、故郷への愛が深まった。歌を通じて和歌山の魅力を発信し、興味を持ち足を運んでくれる人が増えれば」と望む。

 2010年にCDデビューし、華岡青洲がテーマの『我が名は青洲』、海南市黒江の町並みと嫁入りする女性の心情を描いた『黒江からころ為の女』など、ふるさとにちなんだ曲を歌ってきた。

 今回はこれまでの20曲に新曲とライブ音源を加え、『ふるさと癒やし歌』紅白盤として2枚に。歌の舞台で現地レコーディングした曲も多く、和歌山のラーメン事情をのせた『和歌山ラーメンの歌』は有名店の井出商店で中華そばの湯気を前に、臨場感たっぷりに歌い上げた。

 詞に登場する場所の情報も歌詞カードに盛り込んだ。「聴いた人が癒やされるアルバムを目指した。今後はロック調、レゲエ調の〝癒やし歌〟にも挑戦したい」と張り切っている。

 紅盤13曲、白盤12曲で各2500円。10日午後2時、和歌山県立図書館2階で記念コンサート。指定席4000円、自由席3000円。希望者はLURUミュージック(073・457・1011)。

(ニュース和歌山/2018年10月13日更新)