亥年

 平成も最後の年となりました。新時代の幕開けに和歌山では「全国健康福祉祭」が開かれ、全国からお客様を迎えます。勢いのある一年であることを願います。

日本芸術院会員 清水達三

 


 

迎 春

 あけましておめでとうございます。

 平成の次の世が目前まで迫りました。新たな元号のもとで2020年には東京オリンピック・パラリンピック、25年には大阪での万国博覧会が開かれます。

 東京五輪、万博と並ぶとまるで昭和のようです。前の東京五輪は1964年、万博は70年といずれも高度成長期で、科学の発展と豊かな未来を夢見ることができた時代でした。独特の高揚感を心に刻まれている方も多いのではないでしょうか。

 大イベントで経済、文化を刺激する発想を否定しませんが、今や人口減に少子高齢化、経済成長も見込めず、〝下り坂〟と形容される時代です。一方で発展の夢が砕いた、世代を超えた生き生きとした地域のかかわり、美しい山河、きめ細かな暮らしの習慣といったものを見直し、豊かさを実感できる生活の再構築が必要に思います。

 くしくもニュース和歌山の創刊は前回の東京五輪の年です。55年間、変わりゆく和歌山の表情を見つめてきました。新しい時代も小さくとも心に響く出来事を伝える、その役割の大きさを胸に抱き、欠かせぬ故郷の絆となるべく前進を図ります。

 本年も変わらずのご愛読を頂けますようよろしくお願い致します。

2019年 元旦 ニュース和歌山株式会社