和歌山市のイラストレーター、mozuさんが絵とストーリーを担当し、大手学習塾の栄光ゼミナールが監修した『クスッとわらってサクッとつかえることわざ』と『クスッとわらってサクッとつかえる慣用句』が3月1日、新興出版社啓林館から出版された。「普段使わないような言葉も多く、大人でも復習になります。ぜひ親子で楽しんで」と話している。

和歌山市のmozuさん 2冊のイラスト担当

 小1と小5の子どもを育て、和歌山イラストレーションの会代表を務めるmozuさん。昨年と一昨年にはママ作家2人と「子育てあるある」をテーマにしたイラスト展を開き、好評を博した。

 今回手掛けた2冊は、中学入試によく出ることわざと慣用句を網羅。小学5年生で勉強嫌いな主人公、けんたを中心に、教育熱心なママ、ぐうたらなパパら、くすわら家で起こる日々のエピソードに言葉を盛り込んだ。

 どんな場面で使うか、子どもの行動を想像しながら、1年かけて製作した。酔っ払って帰ったパパがママにしかられ、急に元気がなくなり、しょんぼりする姿を見たけんたが「青菜に塩だね」。パパの好物、プリンを食べたけんたが「息を呑むほどのうまさ」とはっと驚く表情など、各120の場面をほのぼのとした愛らしいタッチで表現している。

 「マンガ仕立てで手に取りやすく、自分が子どものころにあったら絶対読みたかった本にできました」と喜んでいる。

 各160㌻、A5判、1058円。同社営業部(0120・580・156)。

写真=「小学校低学年から楽しめます」とmozuさん

(ニュース和歌山/2019年3月9日更新)