アークビジネス学校 養成コース新設

 田原学園が運営するアークビジネス学校(和歌山市秋月)が「自動車コース」を4月に新設する。自動車整備工のなり手不足を訴える地元企業からの声を受けた。外国人も積極的に受け入れ、地元企業と人材養成を図る。

 1990年開校の同校は各種学校で、これまではビジネス、福祉の2コースだった。同学園の通信制私立高校、慶風高校と両方に通うと高校卒業資格を得られ、様々な資格を目指せる。

 自動車整備工は県内には公立の養成施設があるが、自動車整備工場は十分な働き手を得られていない。また、入国管理法改正で外国人を働き手に受け入れる体制整備として進めた。

 座学は同校、実習は海南市の元整備工場で実施。3年間で自動車整備士3級の受験資格取得を目指し、慶風高とのダブルスクールで高卒資格を得られる。日本人、外国人とも協力会社による奨学金と就労の後押しがある。外国人は日本語能力試験2級以上。田原サヨ子校長は「コンピューターの知識もつけ、時代に即した人材を養成したい」と話している。

 入学試験は3月29日㊎、出願は25日㊊、26日㊋。詳細は同校(073・474・0077)。

(ニュース和歌山/2019年3月23日更新)