ヤギの乳製品を作る有田川町生石の牧場「生石高原やぎ暮らし」が4月15日㊊まで、見学を受け入れている。親ヤギや、今月生まれた15頭の赤ちゃんヤギとふれあえる。オーナーの今府泰明さんは「小さな子ヤギが見られるのは今の時期ならでは。見て、ふれあって楽しんでほしい」と笑顔を見せる。

生石高原の牧場 4月15日まで公開

 生石高原南面の高原で25頭を飼育する同牧場。旧生石小学校を活用した工房で加工に取り組んでおり、昨年からミルクとヨーグルトを販売するほか、飲食店にチーズを卸している。今府さん家族が手をかけて育てたヤギの乳製品は、独特の臭みがなくあっさりした味わいで評判を呼んでいる。

 年に1度のベビーラッシュを終え、加工に取りかかるまでの期間に、飼育現場を見てもらおうと今年初めて公開。ほとんどのヤギは生まれたころから今府さんがミルクをあげて育てたため、人なつっこいのが特徴だ。のんびり草を食べる親ヤギや、ぴょんぴょんと飛び回る愛くるしい赤ちゃんヤギたちに出合える。

 午前10時~11時半と午後2時半~5時。無料。汚れても良い服と長靴で。申し込みは「生石高原やぎ暮らし」フェイスブックかFAX(0737・34・2134)。

写真=赤ちゃんヤギを世話する今府さん

(ニュース和歌山/2019年3月30日更新)