昭和を感じさせるレトロな品々が並ぶ「昭和青春館」が3月30日、和歌山市本町のフォルテワジマ2階にオープンした。新元号へ変わるのを機に「昭和が忘れられないように」と開設。同館は「懐かしいものを見て、会話に花を咲かせてほしい」と話している。

昭和青春館 レトログッズずらり

 懐かしいフォークや歌謡曲を届けるライブハウス昭和青春館を開いていた同市の志賀弘明さんが所蔵品を並べる。1960〜70年代のフォークやポップスのLPレコード、映画のパンフレット、ブリキの玩具、古いプラモデル、ペナント、店の看板など約5000点のコレクションから随時出品する。

 1970年の大阪万博に関連するグッズが豊富で、メダルやタイピン、てぬぐい、パンフレットがあり、当時のコンパニオンの衣装も。また、一般の人にも有料でレトログッズを出品できる棚を設け、自宅に眠る懐かしのお宝の展示・販売も可能だ。

 将来的には同館2階のフリースペースで、レトロ品のフリーマーケットを定期的に開く構想も抱いている。志賀さんは「和歌山の人にとって昭和の代表のような元丸正のフォルテワジマから昭和の時代をブランド化し、町を元気づけたい」と望んでいる。

 午前10時〜午後5時。㊋㊐㊗休み。同館(073・488・1918)。

写真=昭和を感じさせるブリキのおもちゃ

(ニュース和歌山/2019年4月13日更新)