バーガー、たまごが日本一 

1gurume

 紀州梅バーガー、紀州うめたまご、そしてたっちょほねく丼。山の幸、海の幸が豊富な和歌山のグルメがこの秋、全国コンクールなどで相次いで頂点に立った。最近は全国展開する大手食品メーカーが県産品とのコラボレーション商品を発売するケースも増加。和歌山のうまいもんに熱い視線が注がれている。

 

県産品とのコラボ商品続々

ume

 11月上旬、全国30団体が参加した「とっとりバーガーフェスタ 全国ご当地バーガーグランプリ」。日本一に輝いたのは和歌山、大阪で17店舗を展開するパン店、カワ(本社・広川町)の紀州梅バーガーだった。

 紀州はちみつ南高梅をまるごと入れ、チキンカツには紀州うめどりを使用。味の決め手は梅ピクルス入りのタルタルソース、梅肉入りの黒ソースと、梅づくしの一品だ。フェスタでは3回、4回と買い求める客も多く、2日間で用意した1200食を完売した。

 受賞後、売上が3〜5倍アップしている店舗もあり、県外からの客も。同社は「梅は疲労回復に効果のあるクエン酸が豊富。和歌山では来年、国体が開かれますが、他府県の選手にも日本一に輝いた梅バーガーを味わってほしいですね」と話す。

 10月末には情報誌「日経ウーマン」がインターネット版に掲載した「卵かけご飯25種食べ比べランキング」で、上平養鶏場(紀の川市桃山町調月)の紀州うめたまごが1位に選ばれた。グルメライターら4人が審査し、しょう油なしでもいけるほどしっかりした酸味とコク、まろやかなうま味などが評価された。

umetamago

 同養鶏場の上平眞吾代表理事は「生で食べてもらいたい味にとこだわった卵。卵かけご飯に合うということは、素材そのものの味を評価してもらえた証拠」と目を細める。取扱店の一つ、同市豊田のめっけもん広場ではうめたまご目当ての買い物客もいるそうで、「地元の人にもっと味わってもらえるよう、販売場所を増やしていきたい」。

 11月には全国丼連盟主催「全国丼グランプリ」ご当地丼部門で、有田市の和食店、しんまちのタチウオを使った「たっちょほねく丼」が金賞に。このほか1月に観光庁が開いた「魅力ある日本のおみやげコンテスト」飲料・食品部門で、JAみなべいなみが開発したデザート感覚で楽しめる梅干し「トマトウメ」がグランプリを獲得している。

 県食品流通課によると、県産品に着目し、コラボ商品を発売する大手メーカーが相次いでいる。亀田製菓は柿の種と最も相性の良い食材を選ぶ「亀田の柿の種の婚活」プロジェクトで、県産のぶどう山椒を〝花嫁〟に選び、今年2月に商品化。カゴメは今夏、人気飲料「野菜生活」の紀州うめミックス味を販売した。現在は日本ルナが「バニラヨーグルト 有田みかん」を発売中だ。

 同課は「相次ぐ受賞は、地元で頑張っている他の事業者の励みにもなっていると思います。相乗効果で県全体として元気になっていけば」と期待している。

写真上と中=バーガー日本一になったカワの皆さんと梅バーガー
写真下=卵かけごはんに合う卵で1位に輝いた上平養鶏場のうめたまご

(ニュース和歌山2014年12月13日号掲載)