有田市沖で見つかった銀色のニホンウナギが海南市船尾の県立自然博物館で12月28日(日)まで展示されている(写真)。同館は「生きた状態での展示は初めて。資源の減少が注目されているニホンウナギに興味を持つきっかけになれば」と期待している。
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 この銀色をしたウナギは53㌢。11月21日、有田箕島漁協所属の漁師がタチウオ漁中に採集した。同館によると、ニホンウナギは生育環境によるものの、河川でいる時は背中側が茶色や紺色、腹側が黄色っぽい色をしている。成長し、産卵のためにマリアナ諸島近海まで移動する際は金属的な光沢を帯び、銀色や赤銅色などに輝くことから、〝銀ウナギ〟と呼ばれる。

 生態にまだ未知の部分が多いニホンウナギ。河口や内海で捕れることはしばしばあるが、産卵に向かう時期に沖で目にできることは少ない。同館では2011年に銀ウナギの標本を展示したことはあるが、生きている個体の紹介は初。産卵のための移動時は体の色に加え、目が大きくなる、うろこがよく見える、胸びれが黒く大きくなるなどの特徴が見られる。
 470円、高校生以下と65歳以上は無料。午前9時半~午後5時。月曜休み。同館(073・483・1777)。

 また、同館で次の催しを開催。①サンタが大水槽にやってくる!=12月14日(日)と12月21日(日)の午前11時と午後2時。同館職員がサンタクロースの衣装で大水槽内を掃除する年末恒例の企画。水槽内のサンタと写真を撮ったり、ジャンケンゲームを楽しんだりできる。要入館料。申し込み不要②裏方探検ツアー=1月17日、1月24日各土曜午前10時。水槽の裏側や標本収蔵庫などを見学。小学生以上対象(4年以下は保護者同伴)。1月3日締め切り③魚の骨格標本を作ろう=1月18日(日)午前9時半。標本づくりを通じて骨格やひれを観察。中学生以上対象で1月4日締め切り。②③は各回20人で保険代100円と入館料。②③の申し込みは県庁HPで。

(ニュース和歌山2014年12月13日号掲載)