駿河屋が倒産髙島屋も閉店 イオンモールふじと台に開業
和市長に尾花氏仁坂氏知事3選 NBL西地区でトライアンズV
学力テスト下位教育界に危機感  

 2014年の和歌山は、駿河屋倒産、髙島屋閉店とさびしい話題があったが、新和歌山市長誕生、イオン開業など新たな始まりを感じる1年でもあった。今年の県内の重大ニュースを1面、本紙編集部が活躍した人に贈る「ニュース和歌山大賞」を2、3面で紹介します。

駿河屋が倒産髙島屋も閉店

takasimaya1 長年市民に親しまれてきた老舗の倒産、閉店が相次いだ。5月に和菓子メーカーの駿河屋が倒産、8月に南海和歌山市駅ビルで41年間営業した髙島屋が閉店した。

 駿河屋は5月29日、全従業員を解雇し全店を閉鎖。創業553年の老舗店の倒産は市民に衝撃を与え、6月には有志が緊急シンポジウムを開き、11月に「紀州の和菓子と文化を考える会」を立ち上げた。

 髙島屋は昨年12月に閉店を発表。最終日の8月31日は多くの市民が詰めかけ、別れを惜しんだ(写真)。

イオンモールふじと台に開業

 和歌山市北部のふじと台に3月16日、県内最大のショッピングセンター「イオンモール和歌山」が開業した。オープン初日は開店前から6600人が列をなした。

 地上3階建てで、敷地面積は15万5000平方㍍。イオン直営のスーパーほか、若者に人気のファッションブランド店、10スクリーンの映画館、1000席のフードコートなど専門店約210店が集まった。隣接する南海和歌山大学前駅はイオン開業にともなう利用者急増を受け、10月から特急サザンが停車している。

和市長に尾花氏仁坂氏知事3選

 大橋建一氏の和歌山市長選不出馬表明を受け、新人6氏が名乗りを上げた8月の和歌山市長選挙。元県庁県土整備部長の尾花正啓氏が5氏を破り、初当選を果たした。市の将来を決める選挙の投票率は30・84%と過去最低を記録した。

 また、11月の知事選では、現職の仁坂吉伸氏が水害復興や企業誘致など2期8年の実績を訴え、3選を果たした。

 12月には衆院選が行われ、1区は岸本周平氏、2区は石田真敏氏が議席を確保。門博文氏は比例区で議席を得た。

NBL西地区でトライアンズV

basuke 昨年秋に初年度のシーズンが開幕した男子バスケットボールのトップリーグ、NBL。半年にわたるリーグ戦、西地区の和歌山トライアンズは今年4月26日、27日の最終節2試合で首位のアイシンシーホース三河に連勝し、逆転優勝を飾った。続く5月の西地区ファイナルもアイシンに2勝1敗で勝利し、西地区完全優勝。東地区王者、東芝ブレイブサンダース神奈川とのファイナルこそ敗れたものの、チーム発足1年目で上々の成績を残した。

 しかし、シーズン後、苦しい経営状況から経営陣、監督、さらに選手も4人を残して一新され、2年目のシーズンにのぞんでいる。

学力テスト下位教育界に危機感

 今春の「全国学力・学習状況調査」(全国学力テスト)の結果が県内の教育界に波紋を呼んだ

 小学6年、中学3年の正答率が2年連続全国平均を割った。小学国語Aは全国最下位で、他教科もすべて全国平均を下回った。都道府県順では中学数学Aの全国37位をのぞき、すべて40位台と下位に甘んじた。

 県教委は9月に学力向上対策本部を発足し、県内の公立小中学校に「学力向上推進プラン」作成を求め、指導する短期計画をまとめた。

(ニュース和歌山2014年12月20日号掲載)