nakao

 和歌山市三葛の洋画家、中尾安希さんが1996年から元旦に和歌浦のあしべ橋付近で開いてきた「初日の出を見る会・描く会」が、20回の節目を迎える来年で幕を閉じることになった。「初日の出が見えた瞬間に集まった人たちから歓声が上がる。それが一番の思い出」と中尾さん。最後となる来年もすばらしい日の出に出合えるよう祈っている。

 長年、描いている和歌浦の魅力の一つを知ってもらいたいと始めた会。参加者は年々増え、多い年には約300人が集まった。絵を描いたり、写真を撮ったり、俳句を詠んだり、手を合わせたりと、思い思いに楽しむ。日の出後もしばらくキャンバスに向かう人たちには、温かいコーヒーや紅茶で〝おせったい〟してきた。
 初日の出が望めるのは午前7時15分ごろ。あしべ橋付近からだと生石山付近に昇る。「内海の向こうにある対岸の建物は、逆光や朝もやで見えにくくなる。万葉の時代の人たちが見ていたのとほとんど同じ風景を楽しめる貴重なスポット」。会は今回で終わるが、再来年以降も和歌浦から初日の出を描き続けるつもりだ。

 1月1日(木)午前6時半、現地集合。無料。申し込み不要。雨天中止。中尾さん(073・445・2756)。

写真=今年、中尾さんが描いた初日の出

(ニュース和歌山2014年12月20日号掲載)