20150131bookaruaru

 「え? 岡山?」「ちゃう!わ・か・や・まッ!」、出身地を聞かれた時、一度は経験したことのあるやりとり——。日常生活で多くの県民が経験し、共感できる〝あるある〟ネタを集めた『和歌山あるある』を、海南市出身で東京在住の近藤哲也さん(41)が1月31日(土)、TOブックスから出版する。近藤さんは「高野山や白浜など有名な観光地や、県出身の偉人や有名人の話題も取り上げました。この本を読むと、和歌山を県外へ自慢したくなるはずです」と笑顔を見せる。

 28歳まで和歌山に住んでいた近藤さんは現在、東京でブラジリアン柔術のインストラクターを務め、介護士とライターの仕事をしている。今回の本では、和歌山の〝あるある〟を「常識」「言葉・雑学」「グルメ」「有名人・観光スポット」の4つのカテゴリーに分けて掲載した。

 「久しぶりに会った時のあいさつは『おまん、生きちゃーったか』」との日常会話や、「カップルで7文字の場所に行くと別れるはめになる」という地元に伝わる迷信、パンダの飼育数が日本一であることや、世界一深い所にある海中ポストなど、和歌山の誇れる話を紹介している。

 また、「じてこ」「ゴミほっとく」「こっちしかいい」といった方言を含め、全240個の〝あるある〟ネタをまとめた。

 近藤さんは「調べれば調べるほど知らないことが出てきて和歌山のおもしろさに気付いた。ネタに合ったイラストも交えて紹介しています。共感してもらえれば」と話している。

 新書判、1296円。ツタヤウェイなど主要書店で販売。TOブックス(0120・933・772)。  

写真=「和歌山自慢にぜひ一冊」と近藤さん

(ニュース和歌山2015年1月31日号掲載)