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 和歌山にいながら台湾人の友達をつくりませんか? 和歌山日台交流協会がインターネット経由のテレビ電話、スカイプで和歌山市と台北市を結ぶ「生中継交流会」を3月15日(日)午後3時、和歌の浦アートキューブで初めて開く。松原大陽会長は「交流会をきっかけに友達になり、名所や買い物目的でなく、『友人に会いたいから和歌山に行く』と思ってもらえるような新しい観光の形が広がっていけば」と笑顔を見せる。

 和歌山と台湾の個人レベルでの絆を深めようと、和歌山市の自営業者らが2013年に設立した協会。現地の文化や中国語が好きな人、台湾に仕事で関わりのある人ら40人が活動している。

 これまで、語学文化講座や台湾のスイーツ作り教室、留学生との食事会などを開催。特に語学文化講座は人気で、毎回参加者は50人を超える。また、和歌山市民1000人にアンケートをとり、おすすめの飲食店を中国語と英語で紹介した観光案内マップを作成するなど、観光PRにも励む。

 3月15日は、1917年に和歌山市出身の平松徳松さんが台北市に建てた料亭で、2011年に台北市により文化施設として再建された「紀州庵」と、アートキューブをインターネットでつなぐ。同館に大画面のスクリーンを設け、紀州庵に集まる台湾人60人と、クイズや質疑応答をして交流する。また、紀州庵の紹介映像や、会員が作成した和歌山市の観光DVDを放映する。西中孝樹事務局長は「リアルタイムでつなぐので、台湾を身近に感じてもらえるはずです」と呼びかけている。

 台湾の茶や菓子のふるまいも。無料。希望者はメール(info@wanittai.org)。詳細は「和歌山日台交流協会」HP。

写真=スクリーン越しに台湾人と交流を

(ニュース和歌山2015年3月7日号掲載)