認知症の早期予防に役立ててもらおうと、和歌山からJリーグチームをつくる会は「脳トレウォーキング」教室を4月に始める。板倉徹理事長は「現在、認知症予防で確実な証拠があるのは運動だけ。ラジオを聞いたり、クイズやジャンケン、しりとりをしながらなど2つのことを同時にすることで脳を活性化しませんか」と呼びかける。

 県立医科大学前学長で脳外科医の板倉さんが理事長を務める同会。Jリーグ入りを目指すサッカーチーム、アルテリーヴォを運営するほか、地域貢献のために昨年10月から「脳トレ&若返り体操 アンチエイジングセミナー」を開く。毎月2回、3ヵ月通して、板倉さん考案の脳活性化プログラムや、和歌山大学名誉教授の中俊博さんの指導でタオル体操などに取り組む。第1期、今年1月からの第2期合わせてのべ約100人が受講した。

 新企画の脳トレウォーキングも板倉さん、中さんが講師を務める。早歩きとゆったり歩きの2グループに分かれ、和歌山城周辺などを歩く。4~6月の第3土曜午後1時半からで、3ヵ月3000円。定員60人。4月13日締め切りだが先着順。

 また、4月スタートのアンチエイジングセミナー3期生も募集中。原則、第1、3土曜午前10時、和歌山市十一番丁のアルテリーヴォ事務局で。3ヵ月計6回で6000円。定員30人。3月30日締め切りだが先着順。

 いずれも希望者は同会(073・421・8780)。

(ニュース和歌山3月14日号掲載)