2015052303tizu

 拡幅工事のため、昨年6月から通行止めとなっていた海南市黒江と日方を結ぶ城山トンネルが5月24日(日)正午、通行可能になる。道路幅が以前の2倍以上になり、安全性が向上。和歌山県海草振興局海南工事事務所は「車が走りやすくなる。周辺道路の渋滞緩和も期待できる」と話している。

 和歌山県道和歌山海南線にある城山トンネルは1952年開通。拡幅前は幅5・4㍍、高さ4・9㍍でセンターラインはなく、大型車の対向が難しかった。歩道は車線に面し、照明が少なく、歩行者は安心して通れなかった。トンネルの老朽化対策と、国体に合わせた道路整備の一環で、約8億円かけ工事を進めてきた。

 今年7月末までの予定だった工期は、周辺住民の理解で夜間や休日も工事を行い、2ヵ月早く完成。新トンネルは幅12㍍、高さ7・2㍍。車道は片側1車線で、両側に設けた2・5㍍の歩道とフェンスで仕切っている。

(ニュース和歌山2015年5月23日号掲載)