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 洋書の絵本を読み聞かせる和歌山市の菅沼直子さん(写真右)と森端優紀子さん(同左)のユニット「ココブックス」が7月5日(日)から来年3月まで、和歌山市湊本町の市民図書館で英語のおはなし会を月1回開く。菅沼さんは「図書館で日本語版がある作品を選びました。英語を習わせたいと思う親は多い。まずは絵本が英語に親しむきっかけになれば」と話している。

 菅沼さんは幼少期をアメリカで過ごし、現在は英会話の講師や家庭教師を務める。森端さんは大学時代、アメリカとカナダへ留学した経験を持つ。共に子育て中で、昨年末にユニットを結成。同市内のカフェで月2回、英語でのおはなし会を開いている。

 洋書絵本は繊細な仕掛けや、カラフルな色使いのものが多く、「ワンワン」という犬の鳴き声を「WOOF WOOF」と表現するなど、発音の違いも楽しめる。今回は日本でも人気が高い『メイシーちゃん』シリーズや、『はらぺこあおむし』で知られるエリック・カールの作品など4冊を菅沼さんが読み聞かせ、森端さんが歌を交えた手遊びを教える。

 森端さんは「子どもは意味が分からなくても、発音や文字、絵に興味を持ちます。英語の文章は韻を踏んでいることが多く、リズム良く読むと歌のようにきれい。親子で一緒に楽しみながらふれてほしい」と期待する。

 幼児〜小学生と親対象。第1日曜午前11時から。10、1、2月は休み。無料。予約不要。同館(073・432・0010)。

(ニュース和歌山2015年7月4日号掲載)