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 和歌山市の音楽プロデューサーでシンガーソングライターの羅布陽介さん(写真)が8月10日、CD『ふたり旅~紀の国和歌山旅日記』をリリースした。11年前にプロデューサーとして歩み始め、節目の100曲目。羅布さんは「和歌山の名所を巡る詞で、ふるさとの良さを実感してほしい。今後は後進の育成にも力を注ぎたい」と笑顔を見せる。

 小学生のころは歌が苦手だった羅布さん。ギターが趣味の父に手ほどきを受け、東和中時代はギター片手に校庭でよく歌った。中3の時にラジオ番組のカラオケ大会で優勝。このころからオリジナル曲を作り始め、12年前に紀美野町の作曲家、井上たけしさんに師事した。現在はシンガーソングライターとして舞台に立つ一方、地元アーティストへ和歌山にちなんだ楽曲を中心に提供する。

 新曲は、友ヶ島や紀三井寺など羅布さんお気に入りの和歌山市内のスポットを巡る内容で、昭和を感じさせる歌謡ブルース。伴奏は井上さんが手がけ、羅布さんは「あまりほめることのない師匠が初めて編曲してくれて感動した」と喜ぶ。このほか、東日本大震災復興支援ソング『母なる大地』と、地元アーティストに提供し、自らカバーした『しあわせとまり木』を収録している。

 1200円。ミュージックマートイワキなどで販売。TSMレコーズ(073・413・0055)。

(ニュース和歌山2015年8月22日号掲載)