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 砂糖を材料に作るイギリス発祥の芸術、シュガーアート。その全国大会「日本シュガーアートコンペティション」が8月15日と8月16日に東京で開かれ、和歌山市楠見中の教室ル・シュクリエで学ぶ3人と指導者の鎌田千香子さん(46)が入賞した。

 日本シュガーアート協会主催のコンテスト。祝い事や記念日用のケーキを作るセレブレーションケーキ部門では、吉見昌子さん(46)が宝船に乗る七福神を作品にした「喜寿のお祝い」(写真下)で金賞に輝いた。シュガーアートを始めてわずか1年で、コンテスト初挑戦の吉見さんは「ただただびっくり。信じられません」と驚きを隠さない。

 七福神を選んだのは「昨年、涙を流すことが多かったので、笑顔を取り戻し、おじいちゃん、おばあちゃんたちにも喜んでもらえるように」との思いからだ。福禄寿のまっすぐのヒゲや毘沙門天のカールしたヒゲを一本一本手作りするこだわりよう。特に力を入れたのは寿老人が連れているシカで、こちらも細かい毛を1本ずつ作り、それを組み合わせた。なお、全12部門中、ウェディングケーキ、フラワーなど5部門の優秀作から1人だけ選ばれる会長賞も獲得した。

 小中学生部門では楠見中学校1年の2人が活躍。船越寧々さんが最優秀賞、3位に当たる佳作に甲斐澪さんが入賞した。船越さんの作品は「かぐや姫」で、上面にかぐや姫や月、竹、側面にはさくら、ささ、矢がすりと和風の柄をあしらった。「こだわったのは上面の透かし模様の部分。手で絞って仕上げました」と船越さん。コンテスト会場では照明が上から当たり、透かし模様の影が下段に映って、幻想的な雰囲気を醸し出した。

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 歌が好きで、「歌手になりたい思いも少しはあります」とはにかむ甲斐さんは「フローラル・シンガー」で4年連続の入賞。上段に自身をモデルにしたオリジナルキャラクターを配置し、「祖母の家で見てかわいかったので」とバラやアジサイで飾り付け、側面にはピアノの鍵盤や音符を描いた。

 また、今年新設されたアイシングクッキー部門で、鎌田さんの「くるみ割り人形」が銅賞に入った。「みんな最後まで頑張ってくれた。自分の入賞より、生徒たちの受賞の方がうれしいですね」と喜んでいた。

写真 この記事上=後列左から吉見さん、鎌田さん、前列左から船越さん、甲斐さん

※吉見さんのヨシは本来、土+口ですが、機種依存文字のため吉とさせていただきました。