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 星林高校国際交流科の1年生37人が8月28日、来春のカナダ研修旅行を前に移民について学ぶため、和歌山市手平の国際交流センターを訪れた。パネル展示を見学し、和歌山大学紀州経済史文化史研究所の東悦子所長から解説を受け、仕事を求め海を渡った先人の歴史にふれた。

 和歌山は明治時代からアメリカ、カナダ、オーストラリア、ブラジルなどへ約3万3000人が移住し、全国6位の移民者数を誇る。カナダへは美浜町三尾地区から多く移住者を出している。

 東所長が鳥居の写った風景写真を見せ、「これはどこだと思いますか」と尋ね、「ブラジルのサンパウロです。和歌山から6000人が移住し、県人会もあります」と解説すると、「うそー」と驚きの声が上がった。

 このほか、カナダにある日系野球チーム「バンクーバー朝日軍」や、西洋文化を持ち帰った三尾村のアメリカ村について聞いた後、センターで開催中のパネル展「世界に広がる和歌山移民」で復習した(写真)

  熱心にメモを走らせていた長岡真那実さんは「移民は強制的にさせられた人たちだと思い込んでいました。カナダで日本の文化を見つけてきたい」とにっこり。

 東所長は「世界中に日本人の足跡があります。若い人には移民県である歴史を深く知って誇りを持ち、世界と新たな交流を結んでほしい」と期待していた。

(ニュース和歌山2015年9月12日号掲載)