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 海南市別所の山間部にある雨の森を陶芸の里にしようと、陶芸家有志が窯を設けて今年でちょうど20年。雨の森陶芸の里は陶芸作品の制作現場を直接見てもらうため、体験型イベント「窯場めぐり」を9月27日(日)に初めて開く。作家の一人で、雨の森窯の伊丹光雄さんは「いつも制作に打ち込んでいる各窯で作家と話し、作品を見て、それぞれの作風や特徴に直接触れてもらえれば」と笑顔を見せる。

 雨の森陶芸の里は1995年秋に4人の陶芸家が窯を開設してスタート。今回は当初からある雨の森窯、富浦製陶所、萌恵窯のほか、大澤窯、根来一乗窯、侘助窯の6ヵ所が窯場に作品を展示する。

 体験ブースも陶芸やとんぼ玉、ポーセリンアート、切り絵など多彩(それぞれ材料費が必要)。このほか、陶器はじめ、布雑貨、創作下駄ほかが並ぶ手づくり市、農産品の販売もある。

 午前9時半~午後4時半。体験希望者はギャラリー風凧(073・487・5006)へ予約。先着順。雨天決行。詳細は雨の森陶芸の里HP。

写真=窯場に作品を並べる伊丹さん

(ニュース和歌山2015年9月19日号掲載)