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 認知症予防に役立ててもらおうと、和歌山からJリーグチームをつくる会は昨年秋から開いている「アンチエイジングセミナー」を充実させ、「アンチエイジングカレッジ」に一新。4つの講座を3ヵ月通して実施する。脳外科医で、同会理事長を務める板倉徹さんは「毎日何もすることがないという方、ぜひ目的を持って勉強してその成果を確認し、認知症の早期予防につなげてほしい」と呼びかける。

 Jリーグ入りを目指すサッカーチーム、アルテリーヴォ和歌山を運営する同会は、和歌山県立医科大学前学長の板倉さんが理事長を務める。これまでのセミナーでは、板倉理事長考案の脳活性化法のほか、和歌山大学名誉教授で県レクリエーション協会理事長の中俊博さんが楽しみながらできる運動を指導。のべ約150人以上が受講した。春からは「脳トレウォーキング」も合わせ開き、こちらも45人が参加する人気だ。

 アンチエイジングカレッジは毎月第2、4月曜と火曜に開く。月曜午前10時は中さんが講師を務める「レクリエイショナル体操」、午後1時半は日本ウオーキング協会認定指導員の五十嵐洋子さんによる「颯爽(さっそう)ウオーキングで健康に」。火曜は午前10時から済生会和歌山病院元看護部長の村松由美子さんが「アロマで健康年齢伸ばそう」、午後1時半は和歌山信愛女子短大名誉教授の藤澤祥子さんが「元気の出る料理教室」と題し指導する。

 来春からは音楽療法講座も増やす計画。板倉理事長は「カレッジというからには将来的には毎日、何かの講座を開けるようにしたい。高齢化が進む和歌山で、認知症予防の面で貢献できれば」と話している。

 いずれも会場は和歌山市十一番丁のアルテリーヴォ和歌山事務局。年会費3000円、各講座3ヵ月全6回で6000円(アロマのみ3000円)。希望者は同会(073・421・8780、FAX同421・8781、メールinfo@arterivo.com)。10月2日締め切りだが、先着順。

写真=脳トレウォーキングは歩いて脳の活性化を図る

(ニュース和歌山2015年9月26日号掲載)