押し寿司に黒豆と梅干しの桜ごはん、くるみもち…。那賀地域の郷土料理の伝承をテーマにした「郷土食カフェ」が10月16日(金)午前11時、岩出市東坂本の県植物公園緑花センターで開かれる。

 秋の花が咲く緑花センターで那賀の伝統的な食文化にふれてもらうイベントで、那賀振興局が主催する。昨年の第1回は団塊世代の女性を中心に135人でにぎわい、「『懐かしい味』と好評でした」と同局農業振興課。

 調理は那賀地方生活研究グループ連絡協議会メンバーが担当する。昨年同様、かきまぶり(ちらし寿司)やしめ豆腐などが並ぶ。しめ豆腐は紀の川市の打田地区や粉河地区の北部で作られるおせち料理で、木綿豆腐の中にニンジンを入れ、稲わらでまいてゆでた後、わらを取り除いてだし汁やしょう油、砂糖で味付けする。今年はメニューに「なすとねごろ大唐のバジルソース」が加わる。

 同協議会の坂口富子会長は「健康寿命が注目されていますが、低カロリーで塩分控えめな和食は理想的なメニュー。世界遺産にも選ばれた和食を若い年代の方に見直してもらうきっかけになれば」と願う。

 ランチ700円で150食限定。入園料250円(65歳以上無料)も必要。希望者は同課(0736・61・0025)へ予約。なお、会場ではすし、ジャム、もち、菓子、みそと那賀地域の特産物を使った加工品のほか、農産物の販売もある。

(ニュース和歌山2015年10月10日号掲載)