2015101701sentyuu

 戦中・戦後の生活と歴史の資料を収集、保存している国立施設「昭和館」(東京都)は10月31日(土)〜11月8日(日)、和歌山県民文化会館大展示室、中展示室で巡回特別企画展「もっと知りたい! 戦中・戦後のくらし」を開催する。

 戦没者遺族をはじめ多くの国民が経験した戦中、戦後の労苦を後世へ伝える展示で、和歌山では初。「家族の別れ」「戦中の暮らし」「戦争が終わって」「慰霊の旅」の4部構成で、実物の千人針や軍事郵便、写真など和歌山関連の資料147点を含む計287点を展示する。また、当時のニュース映画、戦中戦後を体験した和歌山の人へのインタビューの映像を流す。

 このほか、戦没者の遺族が取り組む戦没者慰霊事業の紹介もある。小中高生を対象にした昭和館職員による展示解説(予約制)も。無料。午前9時〜午後5時。昭和館(03・3222・2577)。

写真=焼け跡を歩く母子の写真

(ニュース和歌山2015年10月17日号掲載)