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 秋を代表する花、コスモスが咲き、バラも花をつけ始めた岩出市東坂本の県植物公園緑花センター。サボテンや洋ランなど700種1700株がある温室内を歩いていると…えっ、ピンク色したバナナ?

 名前はそのまま「ピンクバナナ」。7月上旬に花が咲き、9月上旬から実ができ始め、今は1本あたり10㌢弱まで成長している。インド原産のピンクバナナは熱帯地方の植物だが、寒さに強く、県北部の気候なら屋外でも育てられる。

 皮をむくと、中はピンクではなく、黄色い皮のバナナ同様、白っぽい色をしている。「来園者からは味についての質問が多いですね。若い方は『かわいい!』と言われます」と同センター。気になるその味は普通のバナナより甘みが少ない。実は10月いっぱいは観賞できる見込み。温室内にはサンジャクバナナ、パパイアも実を付けている。

 午前9時~午後5時。火曜休み。250円、小中学生100円。同センター(0736・62・4029)。なお、手作り市「ボタニカルガーデンフェスタ福市」が10月18日(日)に同センターで開かれる。

(ニュース和歌山2015年10月17日号掲載)