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 ひんやり冷たいアイスの上にトッピングされているのは…鯛の身!? マリーナシティの海洋釣り堀・釣り公園に一風変わった新感覚スイーツがお目見えした。その名は「マのアイス」(写真)。企画した喜栄丸水産の芝克也代表は「焼いた真鯛をチョコチップのようにトッピングしました。魚嫌いの子どもに食べてもらいたい」と期待している。

 魚のにおいを嫌う子どもの多さや、釣り人口の減少を感じていた芝代表と、釣り具販売業などを営む大阪のライトが共同で開発。マリーナシティ、真鯛、満足、幻の頭文字をとり、「マのアイス」と名付けた。

 塩味とバニラ味の2種類で、串本を中心に仕入れた養殖真鯛を焼き、身をほぐしてアイスの表面に。化学調味料や保存料は使わず、自然な味わいにこだわった。鳥取県大山の新鮮な牛乳を使ったミルクアイスは濃厚な甘さ。鯛の食感と風味が同時に広がる。

 販売開始から1ヵ月。興味を持って試す釣り客からは「鯛の味がちゃんとする」と好評。芝代表は「鯛は祝いごとの席に向いているので、そういった場でも味わってもらえればいいですね。特産品にしていきたい」と意気込んでいる。

 640円。同公園で1日各5個限定で販売。同公園(073・448・0020)。

(ニュース和歌山2015年11月11日号掲載)