今年1月から9月に和歌山市を訪れた外国人宿泊者数が8万人を超え、過去最高だった昨年の累計を超えた。今後も好調に推移する見込みで、同市観光課は「今年は10万人が目標」としている。

 2011年の同市への外国人宿泊客は6056人とわずかだったが、翌年から伸び始め、昨年は11年の10倍に迫る6万80人を記録。アジアからの観光客の増加はとどまらず、今年は9月までで8万100人を達成し、過去最高をさらに更新した。現在も順調に伸び、初の10万人を目指している。

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 内訳は中国4万1426人、香港1万773人、台湾8753人、韓国1821人、タイ1558人。中国人観光客は前年同期比の約3倍だが、大阪などの観光の受け皿として宿泊のみの客が多く、同市は「今後はまちなかへの誘導が課題」とみる。また、メディアを通じたPRの影響でタイからの観光客(写真)も前年から2・3倍と中国に次ぐ伸び率となった。
(ニュース和歌山2015年11月21日号掲載)