県NPOサポートセンター(和歌山市手平)の来場者が16日、15万人を突破した。15万人目となったのは、シニア世代の生きがいづくりに取り組む同市の「いきいきシニアわかやま」のメンバー。志場久起センター長は「『NPOを立ち上げたい』との相談は依然多く、活動分野も年々増え、多彩になっている。共助の社会が叫ばれる中、今後も重要性が増すNPOの活動を支えていきたい」と話している。

 同センターは、NPOやボランティアの活動支援を目的に2002年に開設。運営は当初県だったが、06年からは民間の「わかやまNPOセンター」が受託している。年間来場者数も開設時の約4000人から、講座開催や印刷機の貸し出しなど利用者目線の取り組みが奏功し、近年は約1万5000人に増えている。「いきいきシニアわかやま」の山本隆造会長は「いつも便利に利用させてもらっている。これからも活動拠点として活用してゆきたい」と喜んでいた。

(ニュース和歌山2016年8月27日号掲載)

写真=いきいきシニアわかやまメンバー

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