梅干しやみかんジュースなど和歌山県産品の輸出増に向け、県農水産物・加工食品輸出促進協議会とジェトロが8月23日、海外バイヤー向け交流・PR会を和歌山市内のホテルで開いた。

 県は海外への販路開拓を進めており、桃、み2016090302-buyeeかん、柿の輸出量は10年前の2倍以上に増加。加工食品の販売にも力を入れようと、2年前から交流・PR会を始めた。バイヤーは過去2回がフランス、中国など4ヵ国4社、6社だったが、今回はスペイン、ベトナムなど9ヵ国11社が訪れた。

 県内業者も米やしょうゆ、豆腐をはじめ、ゆずドレッシング、炭クッキー、はっさくゼリーなどを出品。梅干しに興味を示したアメリカ・カリフォルニア州のリアンフーズ社ケビン・ワンさんは「梅の認知度は低いが、ふりかけや梅ゼリーもあり、人気が出る可能性はある」とにっこり。

 県食品流通課は「まず、和歌山の食に触れてもらうことから始める」と力を込めた。

(ニュース和歌山2016年9月3日号掲載)