2016090311_tokyo リオ五輪の熱気冷めやらぬ中、9月7日(水)にパラリンピックが始まるが、和歌山市本町のスポーツ伝承館では2020年の東京オリンピック・パラリンピック公式グッズの販売が始まった。また、リオ五輪で体操男子団体金メダルに貢献した同市出身の田中佑典選手の特設コーナーもあり、多くの人でにぎわう。

 グッズは市松模様のエンブレムがあしらわれたTシャツやポロシャツ、ピンバッジ、キーホルダー、タオルなどで、県内では現在、同館のみの取り扱い。ポロシャツは一度、売り切れになったほどの人気だ。

 また、体操団体の金メダル獲得後、急きょ田中選手のコーナーを設置。前回のロンドン五輪の団体銀メダルや着用したユニフォームなどを27日(火)まで展示している。職場の友人と訪れた同市の吉野日人美(ひとみ)さんは「演技を見ていて鳥肌が立ち、涙が出ました。東京五輪はぜひ見に行きたい」と笑顔。

 10月9日(日)には「金メダルへの挑戦~栄光をつかむまで」と題し、和歌山出身で1964年の東京五輪体操男子団体の金メダリスト、早田卓次さんと、「東洋の魔女」と呼ばれた女子バレーで金メダルに輝いた宮本恵美子さんのトークがある。畔取由佳事務局長は「8月は例年の2倍近い人が来場しました。東京五輪に向け、4年かけて盛り上げます」と意気込んでいる。

 トークは無料で先着200人。希望者は同館(073・423・2215)。

写真=Tシャツやタオルなど様々なグッズが並ぶ

(ニュース和歌山2016年9月3日号掲載)