2016108_fukurou フクロウとふれあえる岩出市備前のカフェ「カントリー・オウル」が人気を集めている。5月のオープン以来、インターネット上や口コミで話題になり、9月は500人以上が訪れた。オーナーの岡村佐和子さんは「皆さん笑顔になって帰られます。幸せを呼ぶと言われるフクロウに癒やされ、のんびりした時間を過ごしてもらえれば」とほほ笑む。 

 カントリー調の家具が並ぶやわらかい雰囲気のカフェ。目をくりくりとさせた大小様々な10羽が静かに出迎えてくれる。片目を閉じてこちらをじっと見つめたり、あくびをして眠そうな顔をしたり。「シロフクロウの雪麻呂は6月に生まれたばかり。ベンガルワシミミズクの西郷さんは、身体は大きいのに人見知りでこわがりなんです」と岡村さん。10羽それぞれ種類、性格が違い、名前がついている。 

 隣でハ虫類や小動物専門店を運営する夫、昌彦さんがフクロウ好きで、10年前には自宅で3羽飼っていた。人を癒やす独特のかわいさを知ってもらおうと、国内で繁殖されたフクロウを購入し、カフェを開いた。

 頭をなでられるほか、手袋をつけた手の上に乗せてふれあえる。3回、4回と通うリピーターも多く、中には14回来た家族連れもいる。昌彦さんは「人なつっこく、『かわいい』と喜ばれます。同じ那賀地域の紀の川市にフクロウグッズをたくさん飾った下井阪郵便局があり、幸せ呼ぶフクロウを地域づくりにつなげたい」と話している。

 1時間1000円。午前11時〜午後7時(土日祝は8時)。月曜定休。同店(fukuroucafe.countryowl@gmail.com)。

(ニュース和歌山2016年10月8日号掲載)